堺市東区 電気自動車充電ポート 取付工事
2021年06月19日更新
堺市東区のお客様より電気自動車用の充電ポートが設置できないかの見積を頂きました。
2030年には電気自動車しか販売できなくなる、などの世界的な流れもある中、こういった電気工事の需要はますます増えることになると思われます。
総発電量が今後不足するというトヨタ社長の話もありますがそれは置いといて。
家庭用の戸建てより電気自動車の充電ポートを設置するために、大まかに2通りの充電ルートがありまして、
1,家庭用分電盤から充電用の200Vの電線を引っ張ってくる
2.メーターから分岐させて200Vの電線を引っ張ってくる
1.に関しては、屋内の分電盤が条件の良い場所に設置されてれば、浴室の天井などアプローチできる箇所から駐車場までの貫通穴を作り、
電線を1本引っ張り出して、充電用のブレーカーを増設して充電ポート設置までの下準備ができます。
2.メーターから分岐させて200Vの電線を引っ張ってくる
メーターは基本的に屋外にあり、場所によっては屋内の分電盤より短距離で電線を引っ張れます。
ただし、漏電ブレーカーを増設する必要があり、
【メーター】
↓
【サーキットブレーカー】
↓ ↘
【屋内分電盤用漏電ブレーカー】 【充電用漏電ブレーカー】 と分岐させる必要があります。
家庭用分電盤のブレーカーが60Aなら、上記のサーキットブレーカーも60A用に。
線の太さもブレーカーに対応したものか確認します。
今回はその電気自動車がBMWで、この丸いプラグを電気自動車に挿します。
カタログ上最大瞬間電流は16Aとの事なので、充電用漏電ブレーカーは20Aで設置しました。
またこの工事はアース線が必ず必要になるため、奥の庭にまで塩ビ配管を横引きしてアース線を1本はわしています。
後は防雨ボックスを取付後、ブレーカーを設置し、EVポートの取付工事。コンセントを増設するのとほぼ同じなので、何も難しくはありません。
今回は主流のパナソニック系の商品ではなく、
河村電機産業さんの「EV普通充電用電気設備 EVコンポ ライト』を使いました。
写真の通り充電コードを巻き取れるような機構があります。
パナソニック製はなぜか引っ掛けるポートの有無で5万円以上します。
何もついていないプラグをひっかけるだけならば、そんな金額はしないのですが、不思議です。
この写真の壁面は東側ですが、反対の西側にも駐車スペースがあり、今後また電気自動車を導入した際には取り付けたいとおっしゃっていました。
次は家をぐるーっと回すので非常に大変です(笑)